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コーキングについて知っておきたいこと

2022.03.28
リフォームやDIYを考えている方は「コーキング」「シーリング」という言葉を耳にすることもあるのではないでしょうか。今回は主に外壁塗装に欠かせないコーキングについてご説明します。

コーキング
 

 

コーキングとシーリングの違い


「コーキング」と「シーリング」はどちらも“建材の隙間をうめる作業や工程”のことを指している同義語と言えます。そのため同じ意味として使われていたり、まとめてどちらかが使われていたりすることも。
ですが厳密には違いがあり、JIS(日本工業規格)では接着剤・接着用語として次のように規定されています。

・シーリング材:構造体の目地,間げき(隙)部分に充てん(填)して防水性,気密性などの機能を発揮させる材料。

・油性コーキング材:展色材(天然油脂,合成油脂,アルキド樹脂など)と鉱物質充てん(填)剤(石綿,炭酸カルシウムなど)を混合して製造したペースト状のシーリング材。
相対変位の小さな目地のシールに使用される。

つまり、シーリング材の種類の一つとしてペースト状のものがコーキング材と呼ばれているということになります。


コーキングの役割


役割①建材の固定


まず、コーキング材を使用する一番の目的は建材を固定するためです。
外壁に多く使用されるサイディング板の場合、サイディング板と板の間の目地にコーキングを施すことでサイディング板同士をしっかりと接合し、固定します。
また屋根では板金を取り付ける際や屋根材の一部が欠けた場合などにも接着剤として使われます。


役割②建材の保護


コーキングで建材を接着することによって緩衝材としての役割も果たします。
例えば、サイディングなどの建材を隙間なく張り合わせると、雨風や地震などの揺れ・気温・気圧などの自然環境の影響により、建材が欠けたりひびが入りやすくなります。
そこでコーキングがクッションになり、建材の欠けやひび割れ、破損などを防ぎます。

役割③建物の防水性や気密性を高める

コーキングを施すことで建材の間の隙間が埋まり、建物内へ水が侵入するのを防ぐ役割もあります。
また雨漏りの際には、外壁や屋根からの雨の浸入経路にコーキングを充填することで、一時的に防ぐことができます。

コーキングが劣化しているケース


コーキングが劣化しているケースはいくつか見られます。

①剥離


サイディング板とコーキングの接着が剥がれ、隙間ができてしまっている状態です。
長年の経年劣化でコーキング材が縮んで固まってしまうことが原因のほとんどです。
隙間ができると外壁の裏側に雨水が入りこみます。
サイディング板の裏面は水に弱く、強度が落ちて割れたり、反りなどを引き起こし、最悪の場合木材が腐ってしまうことも。
コーキング剝れ

②ひび割れ


コーキングの真ん中にひび割れが入っている状態は寿命による劣化が原因のため、補修時期が近いことを示しています。
特に紫外線がよく当たる南側の外壁などはコーキングの劣化スピードが早くなるため、耐久性の高いコーキング材を選ぶなどの対策をしましょう。
ひび割れ

③変色や汚染


太陽光などの影響でコーキング材の中の可塑剤(かそざい)という成分が揮発し、浮かび上がってくるブリード現象が起こると、表面にべたつきが出てきて砂埃や雨水などの汚れがコーキングに付着しやすくなってしまいます。すぐに建物へ影響するわけではありませんが、白い外観の場合は特に目立ってしまい気にせずにはいられません。
コーキング変色
 

最後に


コーキングは建材を固定する大きな役割がるため、もし劣化している場合は適切な補修作業が必要です。
劣化のケースをご紹介しましたが原因は経年劣化だけでなく、施工時に十分な工程が行われていなかったり、適切なコーキング材が使われていなかったりと業者によるミスの場合もあります。
自己判断では難しい作業のため、まずは信頼できる業者に任せることをおすすめします。

お困りの際は私たち外装リフォームのプロへぜひご相談ください!

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